2015年
2015.10お知らせ 「現存する日本最古の縦型および横型グリース製造釜」がトライボロジー遺産に認定されました

-ダブルアクション撹拌タイプ-

-築炉一体式直火加熱タイプ-
当社のグリース製造に使用された、現存する最古の反応釜である「縦型円筒型グリース製造釜-ダブルアクション撹拌タイプ-」と、「横型円筒型鹸化釜-築炉一体式直火加熱タイプ-」が 、一般社団法人日本トライボロジー学会によりトライボロジー遺産第14号に認定されました。
トライボロジー遺産とは、科学と技術の発展の歴史において、重要な貢献をしたトライボロジーに関係する技術や事物を発掘し保存するために、日本トライボロジー学会が認定し、情報発信と顕彰を行なっているものです。
「縦型円筒型グリース製造釜-ダブルアクション撹拌タイプ-」は、昭和31年に辻堂工場に設置された開放型の反応釜で、50年間に渡り使用されてきました。この釜は、撹拌を内羽根、外羽根それぞれ逆回転で行う「ダブルアクション」という当時では珍しい形式となっており、現在の釜形式の原型にもなっています。
「横型円筒型鹸化釜-築炉一体式直火加熱タイプ-」は、昭和38年7月に辻堂工場に設置された密閉型の反応釜で、43年間に渡り使用されました。その後、その有用性が認められたことから、同タイプの釜が増設されています。この釜は加熱するための築炉を抱えた直火の釜であり、これは今では殆ど見られない珍しい形式となっています。
2015.09お知らせ 日本語版ホームページをリニューアルしました
日本語版ホームページをリニューアルしました。当社ではホームページを通し、企業情報や製品情報などをより分かりやすくお伝えできるよう努めて参ります。今後とも協同油脂株式会社をなにとぞ宜しくお願い申し上げます。
2015.06お知らせ 社長交代人事についてのお知らせ
このたび当社では、2015年6月19日開催の定時株主総会および取締役会の決議を経て、代表取締役社長の交代人事を行いましたのでお知らせします。
- 代表取締役社長
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- 山﨑雅彦 (旧役職 代表取締役副社長)
- 取締役副会長
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- 池田 誠 (旧役職 代表取締役社長)
2015.03製品情報 ロバスターシリーズに重切削対応ソリュブル「ロバスターS370M」をラインアップしました
2015.02イベント 第26回トライボロジー研究会が開催されました

2015年1月23日にパシフィコ横浜会議センターにて、第26回トライボロジー研究会[運営委員長:木村好次氏(東京大学・香川大学名誉教授)、事務局:協同油脂]の講演会を開催しました。今回のテーマは『常識を超えるトライボロジー技術』として、以下のとおり各界から先端技術の講演が行われました。
- KEYNOTE SPEECH
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- 「常識を超える凄ワザトライボロジーへの挑戦」(東北大学)
- CASE STUDY:SESSION I 潤滑剤の常識を超える
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- 「低速・厚膜-グリースの特異なEHL効果」(協同油脂)
- 「低燃費CVTフルードの開発」(トヨタ自動車)
- 「熱間圧延の潤滑特性に及ぼす油膜厚みの影響」(JFEスチール)
- CASE STUDY:SESSION II 硬質材料の常識を超える
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- 「潤滑下の摩擦低減に有効なDLC膜の因子について改めて考える
-水素フリーDLC膜への窒素添加とsp3構造比の影響解析を通じて-」(日産自動車) - 「歯車の伝達効率向上」(日産自動車)
- 「新しい発想に基づくDLC-Siの応用事例
-低摩擦発現要因からの指針-」(豊田中央研究所・アイシン精機) - 「酸化物系セラミック転動体の開発」(日本精工)
- 「潤滑下の摩擦低減に有効なDLC膜の因子について改めて考える
- CASE STUDY:SESSION III 要素技術の常識を超える
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- 「工作機械主軸用低昇温高速軸受の開発」(ジェイテクト)
- 「遊星ローラねじ式直動機構
-電動ブレーキアクチュエータへの適用-」(NTN) - 「摺動を受ける超高圧ガス用メタルシールの密封性能基礎評価」(新日鐵住金)
- 「省燃費に貢献するタイヤのトライボロジー技術」(ブリヂストン)
- 特別講演
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- 「脳卒中に対する再生医療の現状と今後の展望」(先端医療振興財団先端医療センター)