水溶性切削油剤について

水溶性切削油剤の種類

A1種 鉱油や脂肪油など、水に溶けない成分と界面活性剤からなり、水に加えて希釈すると外観が乳白色になるもの
A2種 界面活性剤など水に溶ける成分単独、または水に溶ける成分と鉱油や脂肪油など水に溶けない成分からなり、水に加えて希釈すると外観が半透明ないし透明になるもの
A3種 水に溶ける成分からなり、水に加えて希釈すると外観が透明になるもの

水溶性切削油剤タイプ別の特性

  エマルション ソリュブル ソリューション
潤滑性
冷却性
浸透性・洗浄性
耐腐敗性
消泡性
他油分離性
耐汚れ付着性

水溶性切削油剤の管理方法

水溶性油剤は水で希釈し、水溶性クーラントと呼ばれる2%~10%の水溶液となります。
そのため、水溶性クーラントは油剤成分が少なく大部分が希釈水であるため、水の特徴がもつ様々な性質により、劣化しやすく厳密な管理を必要とします。

水溶性切削油剤の管理方法