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2010.11製品情報 「デュプレックス」品名変更のお知らせ

日ごろよりご愛顧いただいております弊社製品「デュプレックス」の名称が、海外において先行商標権者があることから、品名を変更させていただくことになりました。

大変ご迷惑をお掛け致しますが、新品名「シトラックス」として継続販売いたしますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申しあげます。

2010.06製品情報 「シクロペンタン油を基油とした新しい組成による宇宙用グリース」スペースルブ

宇宙環境あるいは高真空下で使用されるグリースには、低蒸気圧性が求められます。スペースルブは、数多くの合成炭化水素油の中でも極めて低い蒸気圧を有することが知られている通称シクロペンタン(MAC, Multiply Alkylated Cyclopentane)油を基油とした開発されたグリースです。スペースルブは、宇宙環境で必要な真空下での摩擦摩耗特性、耐放射線性能、低アウトガス性に優れ、NEDO技術開発機構が(財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)に委託して開発が進められた宇宙実証衛星1号機(SERVIS-1)で2年間に渡る宇宙実証を成功させました。更に2010年5月21日に金星探査機「あかつき」(PLANET-C)の衛星のバス機器であるパドル駆動機構に適用され、宇宙実績を更に積み上げることになりました。今後、フッ素グリースの技術課題が問題視される宇宙あるいは高真空分野を中心に多くの分野での利用が期待され、 JAXAを始めとする宇宙機器関係での実績を基にして、半導体製造装置等の真空環境下で使用される設備にも適用が期待されます。

2010.06製品情報 「新組成・製造法による延焼防止型集中給脂用グリース」FRグリース

近年、産業機械設備に使用されるグリースには、火災に対する安全性の観点から、燃えにくいこと、もしくは、万一燃焼しても延焼しにくいことが期待されておりました。当社では、従来の潤滑機能を維持させ、高温下で可燃性ガスが発生しにくい基油、添加剤を厳選し、新たな製造法により、延焼防止型集中給脂用のFRグリースを開発いたしました。グリースが燃焼した際に発生する可燃性ガスを抑制することにより継続燃焼が防げることを明らかにし、グリースの延焼を防ぐ新たな知見を見出したことから、このFRグリースの使用により、グリースが万一燃焼しても延焼を防止することが可能となり、今後、火災に対する安全性の観点から、多くの産業機械設備での実用化が期待されます。

2009.06お知らせ 「2009年度日本トライボロジー学会技術賞」受賞について

「シクロペンタン油を基油とした新しい組成による宇宙用グリース」
左から木村浩、大貫裕次
「新組成・製造法による延焼防止型集中給脂用グリース」
左から羽山誠、半沢隆、並木実

弊社は、株式会社東芝、宇宙航空研究開発機構、NEC東芝スペースステム株式会社、東京工業大学大学院と共同で「シクロペンタン油を基油とした新しい組成による宇宙用グリース」および「新組成・製造法による延焼防止型集中給脂用グリース」の2テーマで、社団法人日本トライボロジー学会から2009年度技術賞を受賞したことをお知らせいたします。

“トライボロジー”とは、“擦る”を意味するギリシャ語“tribos”と、学問を意味する“ology”とをつなぎ合わせた造語。英国教育科学省による、英国における潤滑に起因する経済的損失の調査と産業界へのその必要性の提案を行うための報告書の中で、1966年3月9日に始めて提唱されました。トライボロジー学会は、1956年にトライボロジーに関する技術の向上を目的に設立され、「技術賞」は、その分野において、独創的、新規性、品質、性能の優秀性が認められ、今後の社会貢献が期待できる新製品・新技術に与えられる賞です。

受賞した技術のご紹介

2009.06イベント 第4回世界トライボロジー会議(WTC2009)

2009年9月6日から11日までの6日間にわたり、エコロジー、エコノミー、エナジーをコンセプトとした 第4回世界トライボロジー会議(WTC2009)が京都国際会館で開催されました。この会議はトライボロジー分野では最大級、アジア・太平洋地域では初めての開催で、参加登録者は過去最大の約60ヶ国、1400人を数え、約900件のテクニカルプレゼンテーションとエクシビジョンが開催されました。

期間中、イベントホールでは「世界の省エネ・環境技術展~次世代を担う子供たちへ」をスローガンに、自動車、電機、機械、潤滑剤、試験計測装置など、トライボロジーに関するさまざまな製品や新技術などを紹介した技術展示会が開催、広く一般市民や小中学生・高校生にも開放され、来場者は延べ7000人を越えるなど、多くの方々にトライボロジーを身近に感じていただける機会となりました。

弊社は、6件のテクニカルプレゼンテーション、ランチョンセミナーの開催およびシンポジウムへの参加に加え、エクシビジョンでは専用ブースを設け、技術開発事例の紹介や技術展示を行い、多くの来訪者が訪れました。

2008.10製品情報 環境負荷の少ない、新しい切削油剤「エアールーブ S-33KT」

弊社では油膜付水滴加工用の切削油剤として『エアールーブ S-33KT』を開発しました。当製品はエコマークを取得した、環境負荷の少ない切削油剤です。

近年、化学物質に対する規制や管理が厳しさを増しており切削油剤にもより一層の環境対応が求められています。

切削油剤に係わる主な環境対応技術は、

  1. 1.廃棄物低減
  2. 2.環境対応(地球環境、作業環境)
  3. 3.省エネ、省資源

であり、これらを達成するための選択は『切削油剤を使わない』あるいは『加工に必要な最少量の油剤で加工する』ことが提案されています。

2008.03企業情報 中国の合弁会社、社名変更のご案内

2008年3月、中国での合弁会社である天津津江石油化工有限公司は、天津長城協同油脂有限公司(Tianjin Kyodo-Great Wall Lube & Grease Co.,Ltd.)へ社名変更しました。

2007.06企業情報 研究所・本社移転のご案内

このたび弊社は発祥の地である神奈川県藤沢市辻堂での新社屋R&Dセンターの完成にともない、研究所ならびに辻堂事業所はR&Dセンターと改称し6月11日から、営業・本社部門は7月9日から移転することになりましたので、ご案内申しあげます。
なお、辻堂工場はすでに亀山工場(三重県亀山市)、笠岡工場(岡山県笠岡市)へ生産移管を済ませております。

本社・R&Dセンターの概要
  • 所在地      神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-30
  • 敷地面積     7,000m2
  • 延床面積     9,113m2
  • 構造       鉄骨造 4階建
移転日
  • 研究所・辻堂事業所:2007年6月11日(月)から
  • 営業・本社部門:2007年7月9日(月)から

2005.08企業情報 中国に現地法人を設立 協同油脂(上海)有限公司

2005年8月、中国上海に弊社現地法人の協同油脂(上海)有限公司を設立。中国での弊社製品在庫販売を開始いたします。

2005.07製品情報 AQUADRY(アクアドライ)のご紹介

「AQUADRY」(アクアドライ)は、溶媒をフッ素系から 水系にかえた、 新しいタイプの乾燥皮膜潤滑剤です。
従来のフッ素系溶媒を使用した乾燥皮膜潤滑剤と比べ・・・

環境に優しい
地球温暖化係数を持つフッ素系溶剤を使用しておりません。
TSCA・EINECSに登録された原料で構成されており、輸出に際して問題ありません。
潤滑性能に優れる
「低摩擦・耐摩耗性・耐久性」について、現行のフッ素系に比べ同等以上の性能です。
使用実績
「プリンターの機構部分」「DVDプレーヤーのディスクトレイ摺動部」等・・・
主に、軽荷重の摺動部品に使用できます。

2005.06イベント 国際トライボロジー会議(ITC)神戸2005

日本トライボロジー学会は5月29日~6月2日、神戸国際会議場で「国際トライボロジー会議(ITC:International Tribology Conference)神戸2005」を開催した。28カ国から約650名が参加、18テーマのテクニカルセッション、潤滑グリースの先進技術と応用、DLCコーティングのトライボロジーなど9テーマのシンポジウムセッションで、計302件の発表が行われた。また、トライボロジー関連の企業・団体による展示会も併設された。
弊社は潤滑グリースのシンポジウムセッションの部で「The Synergistic effect of Calcium sulfonate and Mo-DTC additives in Urea Grease」について技術部の大澤久幸が講演を行い、展示室にブースを設けPR活動を行いました。

2004.05製品情報 真空グリース「スペースルブ」のご紹介

弊社のグリースが、1000km上空の宇宙空間を飛んでいます・・・・・

「(財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)」のプロジェクト、宇宙環境信頼性実証システム(SERVIS)の、次世代パドル駆動機構に、弊社の「スペースルブ」が採用されています。

従来、真空グリースと言えばフッ素グリースが使用されておりましたが、「スペースルブ」は、フッ素オイルに替わる特殊なオイルを使用しております。「スペースルブ」は、フッ素グリースよりも潤滑性良好で、蒸気圧特性は、フッ素グリースと同等です。

詳細は「(財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)」のホームページ、「次世代パドル駆動装置(APDM)の宇宙実証試験」をご覧下さい。
映像資料提供「USEF」

2004.01企業情報 ヨーロッパ駐在員事務所を現地法人化 Kyodo Yushi Europe B.V.

2002年4月オランダに開設した協同油脂ヨーロッパ駐在員事務所を2004年1月から現地法人 Kyodo Yushi Europe B.V.としてスタート。欧州での弊社製品在庫販売を開始いたします。

2003.09お知らせ ソニー株式会社「グリーンパートナー」認定取得

このたび協同油脂は、ソニー株式会社が推進いたしております 「グリーンパートナー環境品質認定制度」において、環境保全に配慮した商品作りに協力する取引先である 「グリーンパートナー」に認定されました。

認定工場
亀山工場(三重県)

弊社はすでに環境マネジメントシステムを導入し、国際規格ISO14001の認証を取得しております。これからも「人と環境に優しい技術と製品の提供」を企業活動の責務であると強く認識し、活動を続けてまいります。